中国河南省
河南 黄河洪水の危機
11日中国新聞社電によると、今年は河南省で黄河が洪水を起こす危険が大きいため、同省は住民101万人を動員して警戒に当たる。
中国気象局によると、洪水発生の危険が大きいのは夏から秋にかけての増水期。特に河南省の三門峡より下流の流域では、雨量が例年の2-5割増しとみられており、治水工事の不備や河川敷の乱開発で、防災体制は極めて厳しい状態という。
このため河南省では沿岸の住民計101万人を防災隊として組織。うち農民や工場労働者4550人は集中的に訓練を行っているという。
また、同省は防災用の大型重機など720台、石118万立方メートル、針金422トン、麻布563トン、発電機149セットを用意したという。
黄河は河南省など中・下流地域などで、川底が周囲の地面よりも高い「天井川」になっている。このため、いったん堤防が決壊すると、水を川に戻すことが極めて困難になり、洪水被害が長期かする可能性が高い。最近は水資源の利用増大で流量が減ったため、土砂の堆積が増加し、「天井川化」が加速しているとされる。