河南省環境
河南省 汚い!臭い!トイレ「見つけたら通報を」
河南省の許昌市当局は14日、清掃が不十分で汚い公衆トイレを見つけた場合には通報するよう市民に異例の呼びかけを行った。
同市では公衆トイレの衛生状況を改善することを目指している。15日付で許昌晨報が伝えた。
同市内の主要地点にある公衆トイレには清掃スタッフが常駐し、毎日午前6時30分から午後8時まで管理している。スタッフにはトイレが悪臭を放つことがないよう十分な掃除が義務付けられている。
更に同市当局は衛生状況を改善するためには実際に利用する市民の声を聞くことが欠かせないと判断し、14日に異例の呼びかけを行った。
河南省:CO2排出420万トン削減
2月17日、河南省における5年間の省エネ・排出削減作業の成果が明らかとなった。
河南省は5年間で299万キロワットの小型火力発電ユニットを閉鎖した。
小型火力発電の閉鎖により、原炭にして毎年210万トンが節約され、3万トンのSO2(二酸化硫黄)排出と420万トンのCO2(二酸化炭素)排出が削減されたという。
また、閉鎖された環境汚染企業は5000社を超え、小型炭鉱は1036ヶ所、小型ボーキサイト鉱は92ヶ所に達したという。
2007年の統計データによれば、同省GDP1万元あたりのエネルギー消費は同期比3.8%減少し、COD(科学的酸素要求量)3.8%、SO2(二酸化硫黄)排出量は5.8%削減となった。
河南省 黄河流域の水質汚染状況
黄河水利委員会がこのほど河南省鄭州市で発表した「2006年黄河水資源公報」によると、2006年の黄河流域の平均降水量は407.2mmで、これまでの平均値に比べ1割近く少なかったという。また、花園口水文站の実測流失量は281億1000万立方メートルで、平均値に比べ約3割近く減少している。
2006年の黄河流域の総取水量は512億1000万立方メートルで、総消費水量は401億7300万立方メートルとなり、このうち地表消費水量は304億7400万立方メートルで、数年前に比べ大幅に増加している。
供給される水量の減少と水資源不足の問題が日増しに深刻になってきているなか、黄河流域の廃・汚水の排出量は減少の兆しがみられない。同公報によると、2006年の黄河全流域の廃・汚水排出量は42億6300万トンに達し、このうち生活廃水は8億4800万トン、第2産業廃水量は31億3800万トン、第3産業廃水量は2億7700万トンとなった。
通年の黄河幹・支流の水質評価は、河川全長1万2510.8キロメートルのうち、Ⅲ類水質基準を満たしている部分は41.6%を占め、Ⅳ類水質基準を満たしている部分は11.1%、Ⅴ類水質基準以下の部分は31.1%だった。
これに対し専門家は、Ⅴ類以下の水質の水は、基本的に使用不可能であり、黄河の水質汚染状況は依然楽観を許さないと指摘している。
※黄河は毎年訪れていますが、年々汚染が進んでいるのが良くわかります。2007年6月時点では洗濯機から出る排水のように泡だっていました。早く何とかしないと鄭州市内全域が汚染されかねない状況です。
河南省2006年、42億6300万tの汚水が黄河に

2007年12月21日、河南省の「河南日報」は黄河水利委員会が最近発表した「2006年黄河水資源公報」について紹介。
毎年発表される「黄河水資源公報」であるが、その中身は黄河の水流や水量、水資源利用や水資源分析、水質調査評価などを記したもの。これによると昨年1年間の黄河流域での平均降水量は407.2ミリメートルで、平年より1割近く少ない。また、花園口水文站(観測ステーション)では年間流入量が281億1000万立方メートルで、これも平年より3割近く減少している。【 その他の写真 】
水資源の現象が顕著な黄河では、さらに深刻な汚染の実態も浮き彫りに。昨年1年間に黄河流域に流れ込んだ汚水量は42億6300万tという膨大なものであった。また、黄河の本流、支流を含めた全長1万5210kmのうち、41.6%の水域が3類(生活用水や飲料水に使用可)水質。15.4%が4類(人体への接触不可、工業用)、11.9%が5類(灌漑用、景観用)水質となっており、最も汚染された劣5類(灌漑にも工業にも不可)水質に評価された水域は黄河全体の31.1%にも及んでいる。
河南省 汚水とゴミ処理施設が全面普及

中国新聞社によると、河南省では汚水処理やゴミ処理で、中国ではトップレベルという。
中国の行政区分では、省の下に置かれる市などは「地級」と呼ばれ、その下は「県級」、「郷級」などに細分される。河南省は中国中西部では唯一、県級市以上の行政区画全てに汚水やゴミ処理施設が設けられているという。
写真は同省安陽市滑県の汚水処理場。
河南省 炭鉱の作業環境改善

河南省南平石炭集団は先ごろ稼動を始めた、炭鉱内の温度下げる熱電ジメチルエーテル空調システムの見学を受け入れた。同様のシステムは、世界初という。
同システムは、地上の発電施設の余熱を利用し、冷媒にはジメチルエーテルなどを使用。省エネタイプで、熱交換効率も高いという。
同集団の炭鉱は地熱が高く、地下880メートルの最深部では、坑内温度が摂氏34度に達していた。熱中症にかかる作業員も多かったため、4000万元を投じて空調システムの導入を決めた。システム導入で坑内温度は摂氏26度程度に低下したという。
鄭州:自然保護の一方で田舎レストランが野鳥薬殺

河南省鄭州市北部にある鄭州黄河湿地は、169種の鳥類や国家1級保護動物10種、2級保護動物33種が生息する自然の宝庫だ。
同湿地は面積3万8000ヘクタールと広大だが、最近は乱開発などが懸念されていた。そこで2006年、自然保護区に指定し、境界線を定めて無秩序な占有や開発を禁止などの措置を講じたところ、07年にはシベリアなどからの渡り鳥の飛来数が大幅に増加したという。
ただし一方では、「田舎風味」を売り物のにする周辺の飲食店が、客に供するために野鳥を薬殺する事件も発生しており、関係当局は神経をとがらせている。事件の容疑者は20日までに現行犯逮捕されたという。
中国河南省【ガンの村】で考える
“50年代には米も研げたし野菜も洗えた、60年代には洗濯もできたし灌漑もできた、70年代には水質が悪くなり、80年代には魚蝦(ぎょか)が絶滅し、90年代には下痢が続いてガンになった・・・・・・”
河が汚れていく・・・哀しみを込めた流行歌
これは水質が年々悪化する「淮河」(わいが)の変わりゆくさまを物悲しく描写した流行歌(はやりうた)で、淮河流域の民衆の間に広く流布しているものである。中国の河南省南部に源を発する淮河は、安徽省を経由して江蘇省に入り「洪沢湖」(こうたくこ)を形成した後に黄河と長江(=揚子江)に注ぐ、全長 1087キロメートルに及ぶ中国第3の大河である。淮河流域は中国の河川の中で水質汚染が最も著しいと言われて久しく、かつての清らかな流れはその70% 以上が「劣5類」(=国家水質基準で汚染度が最も高く利用不能)と判定されている。
淮河最大の支流である「沙潁河」(さえいが)は、河南省牛伏山区に源を発し、下流の安徽省まで40以上の都市を経由して流れる全長620キロメートルの河川で、その流域は面積4万平方キロメートル、人口は約2400万人である。その中流域にある河南省沈丘県周営郷の「黄孟営村」は「ガンの村」として中国全土に知れ渡っている。
メディアが注目する「ガンの村」
黄孟営村の人口は2140人であるが、過去10年以上にわたって新兵募集の体格検査に合格して兵隊になった者は1人として無く、41人が先天性異常児として生まれており、出産適齢の夫婦のうち不妊・不育(=妊娠しても胎児が育たず、流産・死産・早産・新生児死亡となること)が半数以上を占めている。黄孟営村で最初のガンによる死亡が確認されたのは1986年であったが、その後消化器系統のガンによる死亡が増大した。統計によれば、1990年から 2004年までの15年間に黄孟営村で「ガン」による死亡と確認された村民の数は118人で、同村の死亡原因の54%を占めている。この極めて高いガン死亡率が黄孟営村に「ガンの村」という不名誉な称号を付与し、長年にわたって中国メディアの注目を集めて今日に至っている。
黄孟営村の上流域には大小様々な紡織・染色、皮革、製紙などの小規模企業があるばかりでなく、沈丘県が隣接する項城市には中国最大の化学調味料生産企業「蓮花味精」(従業員:1.6万人)の工場もあり、これらの工場の廃水はほとんどが未処理のまま沙潁河へ排出されていると言われている。淮河流域で最大の汚染源は「蓮花味精」であることは知らぬ者がない事実だが、地元政府にとって「蓮花味精」は最大の納税企業であり、環境対策強化の指導を手控える結果につながっている。ある情報によれば、「蓮花味精」規模の工場が汚水を未処理で排出すれば1日で10万元(約150万円)の経費節約になるという。
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